良くある症状
1、締め付けられるような痛み
頭全体や後頭部、首筋にかけて、まるでハチマキで締め付けられるような、もしくは重いものが乗っているような鈍い痛みが起きます。痛みは比較的軽く、日常生活に支障をきたさないことが多いですが、慢性化すると持続的な痛みに悩まされることがあります。
原因は、精神的なストレスや肉体的な疲労、長時間のデスクワークなどによる首や肩の筋肉の緊張などが考えられます。また、睡眠不足や不規則な生活習慣も誘因となることがあります。
2、ズキズキと脈を打つような痛み
頭の片側または両側に、心臓の鼓動に合わせてズキズキと脈打つような激しい痛みが起きます。痛みは数時間から数日間続くことがあり、吐き気や嘔吐、光や音、匂いに対する過敏などを伴うことがあります。また、頭痛の前兆として、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる視界の異常が現れることがあります。
原因は、脳の血管の拡張や神経の興奮、ストレスやホルモンの変化、特定の食品などが誘因となることがあります。
3、目の奥をえぐられるような痛み
目の奥をえぐられるような、または突き刺すような激しい痛みが起きます。痛みは通常、片側の目の周囲に現れ、目の充血や涙、鼻水、鼻詰まりなどを伴うことがあります。
数週間から数ヶ月の期間に集中して起こり、一度起こると毎日同じような時間に激しい痛みが15分から3時間ほど続きます。この期間が終わると、数ヶ月から数年は頭痛が起こらないことがあります。
4、吐き気や嘔吐
頭痛に伴って、吐き気や嘔吐を起こすことがあります。特に片頭痛や群発頭痛では、強い痛みに伴って吐き気や嘔吐が起こりやすいです。また、頭痛の原因となる病気によっては、吐き気や嘔吐が起こることがあります。
吐き気や嘔吐がひどい場合は、脱水症状を起こす可能性があるため、水分補給を心がけましょう。また、吐き気止めや鎮痛薬を服用することも有効ですが、自己判断で服用しない方が良いです。
5、集中力の低下や記憶障害
頭痛の種類や程度によって症状の出方は変わりますが、痛みがあることにより、集中力が低下しやすくなったり、記憶力に障害が生じることがあります。